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首のこりと筋肉疲労の関係とは?詳しく解説します

仕事や家事の影響で、首のこりに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。その首こりの原因の1つとして、首の筋肉の疲労というものがあります。

首の筋肉は、頚椎を支えるという大事な役割を持っていますが、さまざまな理由で弱くなってしまいます。今回は首に関係している主要な筋肉や、筋肉疲労が原因で起こる症状について紹介していきますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

 

1. 首の筋肉を解説

まずは、首にある筋肉について詳しく解説します。

1-1. 肩甲挙筋(けんこうきょきん)

肩甲挙筋は、上部4つの頚椎(C1~C4)から首の後ろを通り、肩甲骨の上部から内側に付着しています。この筋肉は、肩甲骨を持ち上げたり首を横に曲げたりするときに活用されます。

1-2. 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

胸鎖乳突筋は、耳の後ろの乳様突起と呼ばれる骨に付着し、首の横から前を通って胸骨と鎖骨の両方に付着しています。表面からでもよくわかる首の筋肉で、ガチガチに硬くなっている方も少なくありません。胸鎖乳突筋は比較的大きな筋肉であり、頚動脈などの重要な欠陥の保護にも役立っています。

1-3. 僧帽筋(そうぼうきん)

僧帽筋は、頭蓋骨の底部から頚椎・下部胸椎(背中の真ん中)、さらには肩甲骨にまでおよぶ大きな筋肉です。僧帽筋全体を合わせると、広げた凧のような形になります。僧帽筋は、首を後ろに下げたり頭を回転させたりする際に使われます。

1-4. 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

脊柱起立筋は、腸肋筋・最長筋・棘筋からなる筋肉で、首から腰にかけて背骨の両側を走行しています。東部を支えつつ、首を回転させる、首を後方に伸ばすといった重要な役割を担っているのです。

1-5. 深頚部屈筋(しんけいぶくっきん)

深頚部屈筋は頚椎の前部に位置する、頭頂筋と結腸筋からなる筋肉群です。深部頚椎屈筋は首を前に曲げるだけでなく、頚椎の安定化にも関与しています。

1-6. 後頭下筋(こうとうかきん)

後頭下筋は僧帽筋よりも深い位置にあり、4対の小さな筋肉で構成されています。頚椎の上部と頭蓋骨の底部をつなげており、頭の伸展と回転などの動作を担っています。

 

2. 筋肉疲労とこりの関係

次に筋肉疲労、そして筋肉疲労とこりの関係について解説していきます。

2-1. 筋肉疲労とは?

運動を始めたばかりのときは、筋肉は力強く弾力性があるように感じるでしょう。しかし運動の時間が長くなったり、同じような動作を繰り返したりすると、筋力が弱くなり疲れを感じるようになります。これが「筋肉疲労」です。

筋肉疲労の症状は、時間の経過とともに筋肉のパフォーマンスが低下することです。疲労感は、激しい運動をした後などに生じることがあります。疲労が溜まると筋肉の動きを支える力が弱まり、体が弱くなったように感じるのです。

筋肉疲労の原因は運動によるものが一般的ですが、同じ姿勢を取り続けることが原因で起こってしまうこともあります。立ち仕事の方やデスクワークの方も、筋肉疲労となる可能性があるのです。

2-2. 筋肉疲労の症状

筋肉疲労の主な症状は、筋力の低下です。筋肉疲労が進行すると、筋肉内の酸素が不足し、乳酸と呼ばれる物質が蓄積されています。この乳酸の蓄積により、以下のような症状が起こるようになります。

・局所的な筋肉の痛み
・筋肉のけいれん
・筋肉の緊張
・筋肉のこり

2-3. 筋肉疲労の治療改善

首の筋肉疲労に対する治療施術は、その原因によって異なります。多くの場合、筋肉疲労は休息によって改善されます。

また、同じ姿勢を取り続けることが原因になっている場合は、定期的に体を動かすとよいでしょう。なお、こまめな水分補給と健康的な食生活を心がけることで、回復までの時間は短くなります。

運動の前後には、軽くストレッチをしましょう。ウォームアップすることで筋肉の緊張をほぐし、ねんざや打撲などの怪我を防げます。

デスクワークなどが続く方は、定期的に首筋をほぐすストレッチをおすすめします。筋肉疲労がより深刻な場合は、鍼灸治療が効果的といえるでしょう。

 

3. 筋肉疲労の原因

ここからは、首の筋肉疲労が起きる原因について、解説していきます。

3-1. 不自然な姿勢を続けること

少し前のめりになってパソコンのモニターを眺めたり、携帯電話を長時間触ったりすると、首に余計な負荷がかかるようになります。同じ姿勢を続けることは、筋肉が絶えず緊張を強いられることになり、筋肉疲労につながるのです。

特に、首の後ろ側にある肩甲挙筋・僧帽筋・後頭下筋などが強い影響を受けます。中でも後頭下筋は、こりやすい筋肉なので、定期的にほぐすようにしましょう。

3-2. 繰り返し首を動かすこと

水泳のクロールなどで頭を左右に振ること、ヘヴィメタルなどの音楽を聴きながら頭を激しく振ることなど、同じような首の動きを続けていると首を痛めてしまうようになります。首の痛みを放置するのは大変危険なので、首を痛めたときは病院などに行くようにしましょう。

3-3. 過度のストレスにさらされること

過度のストレスや不安を感じると、首が緊張した状態が続き、筋肉疲労の状態になっていきます。特に僧帽筋が疲労しやすいため、こちらもマッサージなどで定期的にほぐすようにしましょう。

 

4. まとめ

今回は首のこりや筋肉疲労について解説しました。激しい運動やストレスで起こってしまう筋肉疲労にも、鍼灸治療は効果的です。ストレッチやマッサージなどで改善されない場合には、一度プロの鍼灸師に相談してみましょう。

筋肉疲労からくる首のこりにお悩みでしたら「三軒茶屋はり灸イーゲル」までご相談ください。東洋医学の鍼灸治療を用いて、慢性的な辛い症状を改善させてまいります

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