足のむくみ|三軒茶屋の鍼灸「三軒茶屋はり灸イーゲル」

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足のむくみ

今回は足のむくみについてお話ししたいと思います。

足のむくみを主訴として来院される方はあまりいませんが、肩のコリや腰の痛みを治療していると「実は足のむくみが気になる」という患者様は意外と多いです。

足のむくみは、大雑把にいってしまえばふくらはぎを代表とする足の筋肉が血液を心臓に送り返せないでいる状態です。

むくみは一過性のものと慢性のものがあります。慢性のむくみは心臓や肝臓、腎臓の問題や糖尿病や静脈瘤など血管などの問題もあります。

今回は一過性の足のむくみについてお話していきたいと思います。

足のむくみと言えば、以前は女性の患者様がほとんどでした。これは女性のほうが男性に比べて筋肉量が少ないからです。ですが最近では男性の患者様も「足のむくみが気になる」という方が増えています。おそらく、デスクワークや運動不足、またコロナ禍以後、テレワークなどで外に出かける機会が減り足の筋肉が衰えると血液を心臓に送り返せません。さらに今年の夏は異常に暑かったのでエアコンで足元が冷やされます。こうなると、いかに元々筋肉量の多い男性といえども足のむくみを訴えるようになります。

東洋医学的には体を冷やすのは良くないのですが、近年の異常な熱さを考えるとエアコンの使用や冷飲食も仕方ありませんね。熱中症に気を付けなければなりませんからね。

この厄介な足のむくみに効果的なのが「南蛮毛」です。

「南蛮毛」はトウモロコシのひげを乾燥させたもので、漢方の生薬として使われています。利尿作用があり腎炎や妊娠時のむくみにも民間薬として使われていました。

生薬として販売されていますが、我が家ではトウモロコシを買ったときにこのヒゲを水で洗い天日干ししています。お茶として飲むこともできますが、ティーバッグに南蛮毛を入れスープの出汁として使うこともできます。お勧めはトウモロコシ、鶏肉、冬瓜、ねぎ、生姜などを中華スープとティーバッグにいれた南蛮毛で煮込む薬膳スープです。お好みで緑豆春雨を入れても良いでしょう。

南蛮毛、トウモロコシ、冬瓜、緑豆は利尿作用、鶏肉は「気」を補い、ネギと生姜で体を温めます。

私も実際に作って食べてみましたが効果はかなり感じられました。

薬膳というとなにか生薬を煮込んだ特殊なものというイメージが連想されますが、本来は自分の体質やお困りの症状に合わせた料理のことなので、身近な素材で出来るものなのです。

このブログを書いている現在は暑さも少しづつですが納まり涼しくなってきていますが、だるさや倦怠感を訴える方も増えています。そのような方にも上記のスープは有効なので試してみるのはいかがでしょうか。

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