手指消毒について
新型コロナウィルス予防のためには手指消毒の重要です。
ひとくちに手指消毒といっても実は数種類あります。
その中でも代表的な2種類の方法をご紹介したいと思います。
まずは流水で流す「スクラブ法」です。
石鹸や洗浄剤入りの消毒液を使って流水で20秒以上洗い流す。
我々が普段から行う手洗いとほとんど同じですが、ポイントはよく泡立て洗い忘れがちな爪、親指などをしっかり洗うことですね。
こちらのサイトに詳しく説明されていますので是非ご一読ください。
https://www.m-ipc.jp/column/82
次に病院などで使われている「ラビング法」です。
手指消毒液を手のひらや手指に塗り広げるやりかたです。
意外と迷うのは消毒液の量ですね。
こちらに詳しく解説されていますので参考にされると良いでしょう。
https://twitter.com/mihotoke_chan/status/1248904666483535874
肝心なのはしっかりと爪の中まで消毒することです。
あと意外と忘れやすいのが親指周りと手首の周りですね。
当院でもご来院された患者様には必ず手指消毒していただいてますが、爪や親指周りはほとんどの方がご存じないようです。ついでといっては何ですがその場で詳しいやり方をお伝えさせていただいてます。
もちろん手指消毒だけではなく、うがいや洗顔も行うのが理想的ですね。私たちの顔にはたくさんウイルスが付着するので、帰宅後は石鹸などで洗顔するのが有効です。またコートや帽子、上着などにもウイルスが付着するので家に入る前によく払うのが良いでしょう。私自身は玄関でコート、や上着を脱ぎ消毒液をふりかけ、手指消毒、うがい、洗顔を行ってから部屋に入ります。
最後に消毒液が現在入手しづらくなっていますが、代用品として次亜塩素酸水はまだ手に入るようです。次亜塩素酸水は弱酸性のものが多くそれほど体に対して有毒ではありません。気を付けなくてはいけないのが次亜塩素酸ナトリウムです。こちらはアルカリ性です。手指消毒は行わないでください。