椅子に座ったまま出来る腰痛ストレッチ
緊急事態宣言以後、テレワークなどで座りっぱなしの方が増えていると思います。
座っている時間が長くなると、臀部の筋肉が硬くなり腰に痛みや重だるいなどの症状が出てきます。
筋肉というものは動かさなくても緊張していきます。それは血行不良による老廃物の停滞、血液中の酸素不足などによるものです。また腰回りが緊張することにより首肩がつらくなることも多いようです。
なので適度に運動したりストレッチをしたりすると良いのですが、事務仕事をしているとなかなか出来ません。まだしも会社ならば他のことで席を立つとかでわずかでも体を動かせますが、自宅ですとそうもいかないです。また事務用に作られた椅子や机と違って自宅の椅子や机などは仕事にむいていません。なので会社で仕事をしている以上に体調を壊しやすいようです。
そこで少しでも自宅での勤務を快適にするために、簡単なストレッチ紹介しようと思います。
まず、右足をあぐらをかくときのように外側の踝を左側の膝の上に載せます。そして左手を乗せた足の足首に、右手は乗せた足の膝を抑えます。そのまま上半身をゆっくりと前屈していきます。その時臀部の筋肉がストレッチされるのを意識していきます。膝が痛い人はひざを痛めないように気を付けてください。前屈出来たらばそのまま10秒くらい保持してゆっくりと戻していきます。慣れてきたら前屈するときにお腹から息をゆっくりと吐いていくとより効果的です。
右足ができたら左足をと、交互に2~3かい繰り返すと効果的です。
次にデスクワークをする時ですが、腰痛予防としてバスタオルなどを丸めるなどをして腰に枕として当ててあげると良いです。ただ椅子に座っているだけで自分の体重の40パーセントの負担がかかるといわれています。なので、こうすることにより腰の負担を少しでも減らすことが大事です。
男性は足を広げて座る方が多いですが実はこれ最悪なんです。この座り方だと腰を丸めやすいので腰から臀部への負担が大きくなります。慢性腰痛の患者様に伺うと日常的にこうのような座り方をしてるようです。正直に言って足を閉じて座るのは結構きついです。ですが、この時少し足を前へ投げだすようにすると閉じた状態でも楽になります。欲を言えば足にも簡単な枕のようなものを添えてあげると理想です。
良い姿勢というのは維持するのが大変です。姿勢が悪くなるのは仕方がないのでストレッチなどを加えて筋肉の緊張をこまめに解消するのが大事ですね。