この症状で来院したとき、最初に私が確認する3つのポイント
当院では、症状で来院された際、
「それが原因か結果か」「全身のバランス」「今日の体の余力」
この3点を最初に確認します。
症状そのものよりも、体全体の状態を見ることが、回復への近道だと考えているからです。
当院には、肩こりや腰痛、首の痛みなど、
さまざまな症状で来院される方がいます。
そのとき私は、次の3つのポイントを順に確認しています。
① その症状は「原因」か「結果」か
この判断を間違えると、症状は繰り返します。
私はまず、今つらい症状が体の問題の「原因」なのか、
それとも別の負担の結果として現れているのかを見ます。
例えば肩こりでも、肩そのものが原因とは限りません。
別の部位の負担をかばった結果、肩に症状が集まっているケースは少なくありません。
当院では、症状だけを追いかける治療は行いません。
なぜ今そこに症状が出ているのかを整理することを重視しています。
② 症状とは別の「全身のバランス」
症状の場所だけを見ていると、全体像を見失います。
私は、姿勢や呼吸の深さ、左右差、
お腹や脈に触れたときの反応などから、体全体の働き方を確認します。
東洋医学では、
一部に負担が集中する背景に、全身のバランスの乱れがあると考えます。
簡単に言うと、どこかが頑張りすぎて、どこかが休んでいる状態です。
症状は、その偏りを知らせるサインとして現れていることが多いのです。
③ 今は「攻める時」か「整える時」か
同じ症状でも、同じ治療をするとは限りません。
私は、今日の体がどれくらい変化を受け入れられる状態かを見極めます。
体力や回復力に余裕がある日は、
積極的に変化を出す治療が可能なこともあります。
一方で、まず整えることを優先した方がよい日もあります。
当院では、無理に刺激を入れることはしません。
体の反応を尊重することが、結果的に回復を早めると考えています。
これら3つを確認した上で、
はじめて治療の方向性が決まります。
症状だけを見るのではなく、
**「なぜ今この状態になっているのか」**を一緒に整理することが、
再発を防ぎ、安定した回復につながると考えています。
なお、
その場の痛みだけをすぐ消したい方には、
当院の考え方は合わないかもしれません。




