事務職・デスクワーク|三軒茶屋の鍼灸「三軒茶屋はり灸イーゲル」

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事務職・デスクワーク

同じ体制でお仕事する方のお悩みと対策

デスクワークが中心のお仕事(事務職/内勤業務/テレワーカー)の方によく見られる職業病とは。
長時間座るお仕事は寧ろ、目や肩、腰などの筋肉を酷使する事が多いと言われます。
そこで多く見られる症例である、腰痛と頭痛に焦点を当てて原因を解説していきます。

腰痛の原因とは

デスクワークやリモートワークを行っている方に多く見られる腰痛は「椎間板性腰痛」または「前屈腰痛」と呼ばれます。ここでは「前屈腰痛」が発症する原因について解説します。

前傾姿勢

前屈姿勢の多い事務職

デスクワークだとパソコン相手に仕事をすることが多いため、どうしても長時間同じ態勢が続き、自然と身体が楽な姿勢を求めて前傾してしまいます。この姿勢を繰り返していると首や肩、腰部の負担が大きくなり、過度に筋肉が緊張するので痛みが発生するのです。

PCの入力業務の動きの中から、「マウスを使う行動」ひとつ取っても、新しく変えただけで楽になった/使いづらいと感じると思いますが、それはマウスの形状や機能にもよりますが、ご自身の体や姿勢の影響も少なからずあります。

「手首を固定し、安定化を図るため、手首の一部分で腕を支え、決まったフォームで作業を継続する」この動きの中でも、指、手首、腕、肩首だけではなく前屈姿勢で長時間同じ姿勢になるので腰までも影響していきます。

背筋の弱さ

同じ体制で仕事をする体を支える筋肉

「前屈腰痛」は腰への過剰な負担により起きることが多いですが、その背景には背筋の弱さがあります。背筋が弱いと良い姿勢を保つのが難しくなるので、前傾姿勢になりやすくなります。

背筋(背中の筋肉)は正しい姿勢を維持するのに不可欠です。また、姿勢が悪くなることが原因で、首への負担や歩く姿勢にも影響しますので、身体に出る症状以外にも見た目にも現れる事があります。

頭痛の原因とは

頭痛は事務職の方によくある症状です。頭痛には様々な種類がありますが、デスクワークの影響で現われる頭痛は「緊張性頭痛」であると考えられます。「緊張性頭痛」の主な原因は以下の3つです。

ストレートネック

首の骨が正しい位置にきていないストレートネック

ストレートネックとは、本来アーチ状である首の頸椎が真っすぐになってしまう状態を指し、この状態はパソコンを頻繁に扱う事務職の方が陥りがちであると言えます。というのも、パソコンを扱う時、頭部が前に突き出て前傾姿勢になると、首とその周辺にはかなりの負担がかかってしまうからです。

ストレートネックによって首に負担がかかるとその周辺の筋肉が緊張するため血行が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。そして疲労物質が溜まりすぎると神経を刺激し始め頭痛を惹き起こします。ストレートネックは頭痛などの物理的な痛みのみならず、時には憂鬱状態などの精神的悪影響も惹き起こすので早急に対する必要があるでしょう。

ドライアイ・眼精疲労

同じ体制で仕事をする体を支える筋肉

ドライアイと眼精疲労は現代病の代表でもあります。デスクワークの方でもクリエイター、エンジニア、事務職、テレワークの方はパソコンを注視しなければならないため、そこから発する光によってドライアイを起こすことがあります。

また、眼精疲労については、目の周りの筋肉や、顎、頭(側頭筋、頭皮の筋肉)が硬直して起こる原因になります。眼精疲労が慢性化すると、イライラする、集中力が低下するなどの原因になります。

眼精疲労が頭痛を惹き起こしてしまうメカニズムには水晶体と毛様体筋が関わっています。目を使えば使うほど、毛様体筋は疲労を蓄積し水晶体にも影響します。そのため毛様体筋が疲れるとそれを支配している自律神経にも影響を与え、頭にまで症状が現われるのです。

ストレス

ストレスが溜まると体にまで影響する

頭痛の原因として挙げられる3つ目の要素はストレスです。例えば事務職の方の場合だと、仕事をするのに座りっぱなしであることや人間関係などにストレスを感じると思いますが、ストレスがかかりすぎると自律神経が乱れます。自律神経のバランスが崩れると全身の機能に支障をきたすため、頭痛もそれによって起こってしまうのです。

その他、プレッシャー(精神的圧力)や精神的疲労が蓄積すると、腸や心臓など、思わぬところに症状として現れる事があり、重大な病気の要因にもなります。ストレスは必ず定期的に発散できるよう、好きなものや興味の持てるもので工夫しましょう。

腰痛と頭痛の対策

ここでは事務職・デスクワークの方が陥りやすい「前屈腰痛」を改善、防止するためには普段から筋肉の緊張を抑える対策と、「緊張性頭痛」の原因で紹介したストレートネック、眼精疲労、ストレスに対する対策について解説します。

腰痛の対策

1

姿勢を正す

「前屈腰痛」の対策として姿勢を正しましょう。マッサージを行うことで一時的に痛みを緩和できる可能性はありますが、あくまでその場しのぎにしかなりません。「前屈腰痛」は前傾姿勢いわゆる猫背の反復により発症している痛みなので、日頃から姿勢を正す習慣を身につけることで根本的な解決を図りましょう。

2

背筋の筋トレをする

「前屈腰痛」は背筋の筋肉が弱いことから発症している可能性もあるので、背筋の筋力アップも必要です。具体的な方法としては、仰向けになってお尻を持ち上げましょう。その際に背中が丸まらないで膝まで一直線になるよう意識します。その態勢を維持すると背筋を使うことになるので他の部位を傷めずに鍛えることができるでしょう。背筋が強い方でも取り組んでおくと腰痛の予防にもなるためおすすめです。

頭痛の対策

1

座り方を改善する

ストレートネックの改善方法として挙げられるのは、正しい座り方の意識付けです。事務職の方は長時間パソコンの前で座らなければならないため、猫背や仙骨座りになる傾向があります。仙骨座りとは骨盤の仙骨と言う部分を座面に当てた座り方で、椅子に浅く座ることになるので背筋がまるくなります。

楽な姿勢なので、無意識のうちにそういった座り方をしている恐れがあります。そのため、意識的に背筋を伸ばしましょう。常に座り方を気にしているのは難しいと思うので、30分や1時間に1回など時間を決めて確認し、その都度改善してみると良いでしょう。

2

目に適度な休憩を入れる

「緊張性頭痛」の原因である眼精疲労は目の使いすぎによって起こるので、仕事をする時は適度な休憩をはさみ、目を休ませる必要があります。その際に目の周辺の筋肉をマッサージする、目を温めるといった工夫をすることで筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。

また、ビタミンB群は眼精疲労に効果がある栄養素とされているため、普段の食生活に取り入れてみるのもおすすめです。

3

適度な運動をする

「緊張性頭痛」の対策として適度な運動をすることも重要となります。適度な運動は長時間のデスクワークで生まれた身体の歪みを改善するのに効果的で、ストレス解消にもつながります。ウォーキングをするだけでも効果があるので、休日などに30分程度の有酸素運動を取り入れてみましょう。

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