鍼治療は気持ちいい⁉鍼治療のメカニズム
「鍼が気持ちい」「効果が高い」と言っている方やリピートしている方が多くいますし、私も共感です。
ですが、鍼治療は何で気持ちいのかや、鍼治療は「肩こり」「腰痛」など
幅広い症状に効果があるのかなどの疑問を感じている方も多いと思います。
そんな鍼治療に対しての疑問を、鍼灸師であり、実際に何度も鍼治療を受けている私の観点から解説します。
「鍼が気持ちい」「効果が高い」と言っている方やリピートしている方が多くいますし、私も共感です。
ですが、鍼治療は何で気持ちいのかや、鍼治療は「肩こり」「腰痛」など
幅広い症状に効果があるのかなどの疑問を感じている方も多いと思います。
そんな鍼治療に対しての疑問を、鍼灸師であり、実際に何度も鍼治療を受けている私の観点から解説します。
5分程度で読める記事ですし、多くの鍼治療の疑問が解決されると思いますので、
是非一読してみてください!
鍼治療と聞いて、多くの方は「痛そう」だとか「注射」をイメージすると思います。治療する現場でも、「痛そう」や「注射が苦手」という理由で鍼治療が怖い方も少なくないです。結論からいうと、鍼治療は痛くありません。
では、なぜ鍼治療は注射のような痛みが出ないのか?それは鍼の太さの差にあります。注射で使われる鍼は1.2mmの太さです。それに対して鍼治療で使われる鍼の太さは0.16mm~0.20mmしかありません。また、鍼治療で使用する鍼には、鍼管(しんかん)という特殊な器具を用いるため、更に痛みが起こりにくくなります。
では、痛みはなくても、どうして気持ちよく感じるのでしょうか?
鍼を刺すときには、「響き」という独特の心地よい感覚があり、これが気持ちよく感じる理由の1つです。また、鍼を置いているとじわじわと血流がよくなり、身体が緩んでいくような感覚になっていきます。これも気持ちいと感じる理由です。
そもそも肩こり・腰痛などの症状の主な原因は筋肉の緊張や筋肉のかたさです。鍼治療では原因になっている筋肉に直接触れアプローチすることができます。
「鍼が刺さる」というのは、身体にとって侵害刺激に分類されます。鍼によって刺激を受けた、皮膚、筋肉、神経は「治そう」という自然治癒力が高まります。鍼治療では、この「自然治癒力」を利用するのです。鍼によって自然治癒力を強制的に高められた身体は、刺激された部分を治すために、全身の血流をよくする作用が働かせます。鍼で刺激を加えた、皮膚、筋肉、神経を集中的に回復させることによって症状が改善されます。
また、全身の血流が良くなることによって、同時に身体の緊張がほぐれ自律神経の乱れも整えられます。自律神経が整えられると睡眠時の回復力向上や日常生活での過度な緊張、ストレスの軽減もされるのです。
鍼治療の鍼はとても細く、痛みはありません。鍼の「響き」という感覚はとても気持ちよく、リピーターになる方もたくさんいらっしゃいます。1回の治療でも効果を感じられますので、是非試してみてください!